【読みはじめたきっかけ】
マンガ大賞2021を受賞されたニュース見て以降、読んでみたいと感じました。
【この本を読んでみて】
絵が綺麗です。
また勇者一向のパーティーのその後、という設定の着眼点が良いです。
RPG要素ありで、物語が進んでいくので、自分も成長している気になります。
主人公はレベル1からはじまる物語ではなく、レベル99からはじまります。笑
時間軸が違うエルフと、ストーリーの登場人物の掛け合いがある、それを見ると時間は概念であり、時に価値観に変化して、物事の視点が変わってくるものだと感じました。
エルフと人間間で、時間のずれを表す場面がたびたびあるのですが、例えば半世紀を、一瞬とか。
それって現代の時間軸にも置き換えられるものかと。ゆっくり、はやく、とかその人の時間感覚の中での表現ですよね。
個人的に気にかけている、言葉の概念やその本来の意味が時間にも広がってきました。
最近担当しているお客様を思い出しました。
担当して3ヶ月くらいなのですが、結果が表れてきたようで喜んでくれています。その時に、「まだ3ヶ月くらいだよね」といってくれて内心嬉しかったんです。なぜだろうと思って、3ヶ月って自分の中では、わりと長い期間で、しかも結果を出すことを考えれば十分だからでした。
そのうえで、「まだ3ヶ月」という言い方は、これからの未来もお願いね、という風に感じられ、よしこちらも誠意をもって頑張ろうとさらに責任をもちました。
ほかにも物語のストーリーや設定のつくりこみが良いです。
魔力、という概念の見解のとき。あーこういうものの見方ができるのは賢いなー。
自分の中に、ものの見方の軸みたいなものがある人なんだと感じました。
魔力をコントロールする場面があるんですが、それをみて人間も自己顕示欲ばかり強くて、お金や地位で物事をみるのはつまらないな。
人間と魔族のものの考え方のずれを、エルフが感じるのだけど、現代の大人と子供にも繋がるし、その人の考えや性格につながるので面白かったです。
ちょいちょいお茶目な場面があって、可愛いです。
葬送のフリーレン
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