【読みはじめたきっかけ】
前職はエンパワーメントが仕組み化された職場でした。
企業ビジョン・顧客サービス・お客様やスタッフなど、前の職場で得られた経験は様々ありますが、中でもエンパワーメント経営に触れられたことは大きな影響でした。
今年から独立し、組織を自身でつくる側に回った際に、エンパワーメントされた組織をつくり上げることが、いかに困難であることを感じ毎日苦悩しています。
今年に入って「星野リゾートの教科書」を読み、
その流れで「1分間顧客サービス」を読み、
著者のケン・ブランチャードさんのファンになり、本書に辿り着くことができました。
【この本を読んでみて】
本書では、エンパワーメントは3つのポイントがあると示しています。
[第1の鍵]正確な情報を全社員と共有する
[第2の鍵]境界線を明確にして自律的な働き方を促す
[第3の鍵]階層組織をセルフマネジメント・チームで置き換える
現場での意思決定のことをエンパワーメント、と呼ぶことは全体の一部であり、3つのポイントが相互に関係しているため、部分のみ真似るのは失敗につながりやすい、という視点は発見でした。
「エンパワーメントの旅」と名付けられた物語はそう簡単ではなく、何度も諦めることがある中でも、リーダーシップを発揮する経営スタイルにわたし自身の未来を感じました。
全てを読むことが難しくても、まずは監訳者の「まえがき」と「あとがき」(星野リゾート代表 星野佳路さん)だけでも読むことをおすすめします。
きっと本書を読んでみたい、という気持ちにしてくれるはず。
社員の力で最高のチームをつくる―――〈新版〉1分間エンパワーメント
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