【読みはじめたきっかけ】
担当のお客様より、コミュニケーションの取り方について話をする中で、「NLP: Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)って知っている?」という質問から、読みはじめて見ました。
※このようにマンガシリーズになっていると、全体像を理解するのに、非常に助かります。
私たちトレーナーは、クライアントとコミュニケーションを取る中で、こちらが意図していることを伝えたり、相手が伝えたいことを受け取ったりします。
クライアントの対象年齢は様々で、小さいお子様からご年配の方々まで幅広いです。
そんな背景から、セッションの中で、こちらが意図していることがうまく伝わらなかったり、相手が伝えようとしてくれている内容をうまく受け取りきれない。
結果お互い理解しきれない、ということがあります。
その方との年齢が違えば、経験も違うので、仕方がない部分はあるのですが、その理由に甘んじては成長することは難しいです。
今までは「よし、伝え方を変えてみよう」と、図を描いたり、分かりやすいような表現に変えるため、例え話をするなど試していました。
【この本を読んでみて】
コミュニケーションをとる、ということは
①話し手
②受け手
(自分自身が話した内容を、自分が受け取っている場合もある。)
が必要です。
例えば、コミュニケーションを円滑にするために、
①話し手の体験レベル
(言葉に翻訳する能力も必要)
②受け手の理解レベル
(過去の体験から理解する)
が極力擦り合わせられていることが必要、というイメージが出来ました。
例えば、「身体」「肩甲骨」「腹筋」などの言葉を使って伝える際に、私たちトレーナーが備えている価値観と、お客様が備えている価値観が違う場合があります。
その場合、そもそもの言葉が持つイメージや、概念が違えば、その後に表れる反応が変わってきます。
「一般的に、〇〇」と言っても、何を一般的にと表現しているのか。
その、「一般的に」を擦り合わせ、お互いに作り上げていく作業が必要です。
価値観はみんな違い、それが合っている、間違っている、ということではなく、住む国や地域、育ち方が違えば、文化が異なり、言語も異なるため、共通認識が違ってきます。
それを押し通すのではなく、お互いになるほど、と補い合い、築き合うことができる関係性を作っていきたいと考えることが出来ました。
本書では、その関係性の作り方のためのティップスも紹介されているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
【気に入った表現】
『出来事の価値は無色透明で、イメージが価値を作り出し反応の仕方を決めている』
※本文引用
マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション
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NLPシリーズで他の本も出ているので、読んでみるといいかもしれません。
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