【読みはじめたきっかけ】
運動処方や評価をする上で、身体全体のラインについて再考する機会がありました。
筋肉が単一で動いているわけでなく、身体全体をシステムとして診ていきたいと感じたためです。
【この本を読んでみて】
身体をみる、という部分で「守・破・離」でいうところの「破」を実践している感じがあります。
ラインが正しい、正しくない、という議論ではなく、もしかしたらこのような要素があるかもしれないと、見立てを立てて身体をみることは新しい視点だと考えています。
トレーナー、セラピストはそれをどうエクササイズやストレッチなどに応用することができるか、自分流にカスタマイズしていく必要があり、それが自分のブランドをつくる活動になると考えます。
この本の中での例えが分かりやすいです。
身体の構造を日常のものなどに置き換えて考えられています。
そして、応用編の身体にまつわる古典彫刻や、音楽家、運動競技、着座、ヨガ、柔道、空手などの分析部分を読むだけでもワクワクしてきます。
※余談ですが、2017年にアメリカ、アリゾナにてアナトミートレイン著者であるトーマスマイヤーさん主催の解剖セミナーに参加したことがあります。
その数日間は衝撃の連続でして、あの体験は二度と味わうことができないと思っています。
機会があれば、その時の体験もまとめようと思います。
アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線
https://amzn.to/3OxFhBb
※私が読んだのは第2版ですが、最新版(第3版)が出ていましたので、そちらのリンクを共有します。